コロプラ 最果てのバベル 株式運用

コロプラのセールスランキング操作問題

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アカツキのドッカンテーブル事件並みにソシャゲ業界を震撼させるレベルの事件が発生しましたので、当ブログでも取り扱っていこうと思います。

事の発端

6/21付のコロプラからのプレスリリース「当社従業員による不適切な取引について」が発表されました。

内容として、同社が先日リリースした最果てのバベルについて役職員2人がセールスランキングを操作するために不正を行ったことによる謝罪でした。

役職員2人が最果てのバベルのランキング操作を目的にコロプラの自社費用850万円をもって取引先に課金させるよう依頼し、6/13に取引先が課金を行なった疑いがあるというものです。これ以前には同様の事象は確認されていないということで、これから第三者委員会を立ち上げ調査を行なっていく方針とのこと。

この内容を受けてツイッターを始めとしたSNSやコロプラの株掲示板などはだいぶ炎上しているようです。

私なりの見解

あまり下手なことを書くと風説の流布になりかねないため、見解というか争点のポイントとなりそうな部分だけ書いていきます。

・当該取引は会社ぐるみで行われた取引なのか、個人で行われたものなのか。

仮に会社ぐるみで行われていた場合、循環取引に該当することとなるため、非常にナイーブな問題です。当件は続報待ちとなります。

・850万円でランキングは操作可能なのか?

iOSランキングならば100位以内に入れさせることは可能なレベルではあると推察しています。

ほぼ、毎日iOSやandroidランキングの推移を観察していますが、100位でおおよそ日商1000万程度と見込んでいるため、課金が850万円までくれば100位以内には入れるし、通常の課金と合わせて50位以上になる可能性が高いと考えられます。

ただし、これは一時的にランキングを上昇させることは可能でありますが、永続的な効果はないため、850万円という金額自体にどの程度の効果があったのかは正直不明です。

以前はセールスランキングの上位に入るだけで相応のの宣伝効果があると言われていましたが、セールスランキング自体AppStoreから見れなくなってしまいましたし、今では課金金額だけではなく、レビュー評価やゲームの継続率などをランキング評価に加味されるようになってしまっており、今回のランキング操作による影響はほとんどなかったであろうというのが私の見解です。この話が出てくる前にゲームをプレイしてみましたが、面白くこんな不正をしなくともそれなりのランキングを維持していただろうに、非常に残念と言わざるを得ません。

ただ、あくまで私個人の見解であり、循環取引に該当するのかどうかは私などが判断できるよしもないため、これは会社の公式発表を待たなければなりません。

とはいえ、ドラクエウォークの発表の際にもコロプラの株価はかなりきな臭い動きをしていたので、経営陣含めコロプラの体制を正直あまり信用はしていませんが。

今回のゲームセクターに新たにリスクが浮上したことになるわけで、今回の事象を投資家諸氏がどう受け取るのかはわかりません。

アカツキがドッカンテーブルと呼ばれる事件を起こした時は、ゲームセクター全体の株価が低調に終わる結果となりましたが、今回の事件がどのように業界全体に影響していくのか引き続き動向をウォッチをしていきます。

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