株式運用

過去の価値と現在価値と将来価値を考える

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とあるブログにてインデックス投資をすると70年近くで、何十倍の価値に上がったのです!だから、インデックス投資をすべきなのです!という記事を見て違和感を感じました。

違和感の正体

1940年当時に1万ドルを投資していれば〜という体で話を進めていたからだと思います。

というのも当時の1万ドルの価値と今の1万ドルの価値はあまりにもかけ離れていることを計算に入れてないんです。

つまりどういうことかというと、1940年当時の1ドルはおおよそ4円から5円程度であったと言われています。1ドルの価値があまりにも違いすぎるころ。

100万円で換算してしまうと当時の日本の国家予算の10分の1に相当してしまいます。つまり前提条件に違和感を覚えます。

また、消費者物価指数も日米ともにここ数十年で跳ね上がっており、その分も割り引いて考えてみます。

その前提に置くと、現在価値でおおよそ1ドルあたり2500円程度に減価しており、この分も差し引いて考えなければなりません。
それでもなお10倍程度価値を上げているインデックスは素晴らしい投資先だとは思いますが、某ブログで提示されている数字のインパクトほどではありません。

未来の価値は

では、翻って未来の価値はどのように推移していくのでしょうか。

戦後の推移ほどの水準で貨幣価値が減損していくことはないとは思っていますが、今の長い長いデフレ期間を過ぎて、マイルドインフレが続いていく前提であるとすると、50年後には現在の貨幣価値の半額程度になっていると予想しています。つまり100万円であれば50万円程度。

僕はこの予想から億り人ではなく2.5億り人を目指して長期投資を行なっています。

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