株式運用

知ったかぶる株運用のアマチュア

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僕ら投資家は、株のことを知るよりも企業のことを知らなきゃいけない。株の本質は最終的には業績に収斂されてくるからだ。

でも世の中にはいかにも株を知っているんだぞ!みたいな偉そうにしている人たちがいる。

例えばこんな人。

コカコーラに投資する人。

「景気や株価が悪くなっても、コーラを飲む人たちは変わらない。コーラは唯一無二の存在だから」バフェットがその昔そんなことを言っていたので、それを受けてこのような発言をする。

しかし、現状のコカコーラ社の内情はあまり芳しくない。ここ数年、景気がずっと上向きだったにも関わらずだ。そういった内情は無視し続けるのにはさすがに違和感を覚える。

業績は11四半期右肩下がりだし、BPS、EPSともに減少傾向にある。

ROEも20%前後まで落ち込んでいる。配当王として有名なコカコーラではあるが、ROEの減少に伴い、配当性向もかなり高くなってきている。

背景にはボトリングウォーターの躍進が挙げられるようだが、この傾向はしばらく続くだろうし、コカコーラのワイドモートが確実に崩されている。少しずつわたで首を締めるられるかのごとく。

しかし、上に記したような人たちは頑なにコカコーラを超える飲み物はないのだと言う。コカコーラのようなオールドカンパニーに投資し、それらを配当再投資こそ戦略として正解であると。

かつてXOM、GE、IBMが最優良株ともいうべき存在であったことを忘れてはならないし、コカコーラの地位がそうなるかなんて誰にもわからない。1998年にコカ・コーラを売ればよかったとバフェットが発言していたことも気になる。

日本株も同じ

日本株も同じだ。かつて優良株であった東京電力も福島第一原発の事故により、大きく企業価値を毀損し、それをいまだに回復できないでいる。昨年、上場廃止したタカタも昔は優良株であった。

日本株、米国株とも長期的に見れば大きく躍進していくと思うが、どの企業がどのように変容していくのかは誰にも予測はできないものだ。

1987年にコカコーラに投資したバフェットも2010年代になり、食の嗜好が変化することを予測できなかったろう。

戦略の正しさは長期的な目線で見なければわからない。
だが、これから起きることを正しく予測することは誰にもできない。

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