株式運用

含み益に耐えることほど難しいことはない。

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含み損じゃなくてなんで含み益?と思われた方も多いかと思いますが、そのことを僕なりの解釈で書いてみます。

含み損は耐えられる。

信用取引などを使った無茶な取引をせず、致命傷でもない限り、不安な日々を過ごすことはあれ、意外と耐えられてしまいます。

長期投資をしていると含み損の金額が含み益を超えるなんてことは結構ザラにあり、倒産みたいなイベントがない限り、精神的にも耐えられてしまうんです。
そして、この状況に麻痺してしまい含み損に慣れてしまいます。

逆に含み益の状況というのは、非常に甘美な状況なわけで、非常に利益が出ている状況から価格が急落をしてしまうと、含み益が著しく減少する状況は心理的な負担が凄まじいです。
含み損が増えていくよりも含み益が減っていく状況の方が心理的な負担は大きいんです。
だって本来得られるべきだった利益が目減りしていくわけですから。

株価急落で資産が目減りした時は目眩がするレベルでした。今も怖くなって何度売却ボタンを押そうとしたことか。

自分の立ち位置をしっかり見ること

そんな状況下で、まず第一に考えなければならないことはなんなのか。
企業を信じる心と株価下落の原因をしっかりと調べることが大事だと思います。

例えば、今期のTOKYOBASEでいえば、去年は冷夏であったことにより、前期より売上は良かったもののコンセンサスを下回ってしまいました。そのため、株価は大きく下げました。
しかし今期は厳冬であったため今期の下半期の売上は相当量なものとなりました。また、クレディスイスなどの空売り機関が本格的に今期の第2、3Qから参戦してきたことや今年に入ってからの市況全体の軟調もあり、株価は低迷傾向にあるといったことが調べてみてわかりました。
企業自身の成長速度が遅くなったわけでもなく、利益率が悪くなったわけでもなく、ただただ外的な要因が多くを占めているという話なので、私は売りませんでした。

企業を信じた自分を信じろ

まずは企業を信じることだと思います。株価の急落によって心が押しつぶされそうになっても、株価を信じるのではなくて、まずは企業を信じることです。
企業を信じなければ含み益が大きく目減りしたら、株を売りたくもなりますしね。そして企業に対して、恨みつらみを言う。そんな人間にはなりたくないです。

グレンラガンというアニメで、自分が信じた自分を信じろという言葉があります。株価はあくまで市場の評価であり、自分自身がつけた評価ではありません。だからこそ自分と投資した企業を信じなければならない。

何故、その企業を投資しようと思ったのか、どうして株を売ろうと思うのかを感情的にではなく理論的に考えるべきでその理詰めで考えた結果売るという結論にならない限りは、含み益で売ってはダメだと思っています。

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