TOKYOBASE平成30年度2月期決算!
TOKYOBASE平成30年度2月期決算が発表されました。早速中身を見てみましょう。
売上高は127億、営業利益は15億、経常利益が15億、当期利益が11億円となりました。
総評
前期より20%程度増加といったところでまずまずの伸びだったのではないでしょうか。
今期は全体的に冷夏で、夏物の売り上げが伸びなかったのが惜しむべきところではありますが、冬期でその分稼いできたといったところでしょうか。
第4Qで50億程度売り上げを伸ばしたのはさすがと言わざるを得ませんね。
とはいえ、気になる点がないわけではありません。
営業キャッシュフローの急減
一番気になるのはここです。昨年度は営業キャッシュフローが13億程度ありましたが今期は半減しています。
内訳を調べてみると前回の決算表の中でも割合を大きく占めていた棚卸し資産が去年に比べてかなり増加していることで営業キャッシュフローを圧迫したようです。
前回の決算の時にも、述べましたが問題はこの中身です。今期からカジュアルラインが増えるのでそのために棚卸し資産が増えているものと考えていますが、現状は内訳は不明な状況です。
今のところ売却する予定はありませんが、前回の決算発表と同様に売り責め苦にあいそうです。
私もTOKYOBASEの株主です。分割前6,000円ぐらいで買ったので、思いっきり高値で掴んでしまいました。月曜日は厳しい戦いになりそうです。
私も決算内容をみて、営業CFが半分以下になっているのが気になりました。前期に比べて商品が5億程度増えていますが、売れ残りではなく、これから売る分だったら良いですけどね。
あと、もう一点気になったのが、長期借入金を10億以上していることです。そこまで資金繰りに困っているわけではなさそうですけど、これから投資や店舗数を拡大していく際にキャッシュを増やしたという感じでしょうか。
それであれば、来年の会社の通期予想は、かなり厳し目で見ている気がしますけど・・・。
もとまんさん
コメントありがとうございます。
営業キャッシュフローに関してはおっしゃる通り、前向きなキャッシュフロー減であればなんの問題もないとは思いますが、 決算表だけでは判断が難しいところですね。
去年の夏頃から棚卸し資産が増えているので、店舗拡大による前向きな棚卸し資産でしょう。
長期借入金に関しては、カジュアルラインのブランドを今期導入予定とのことですので、それ関連かと思います。
月曜日は、売られると思いますけど、決算内容的には、中の下くらいな感じがします。
TOKYOBASEの通期予想はいつも厳し目で見てるんですか?
今期は季節的な要因がかなり大きかったように思っていますので、キャッシュフローの部分を除けば、健闘した方ではないかと思っています。
TOKYOBASEの通期予想はどうでしょうね。
昨年は通期予想を大きく超えてきましたが、今回は営業利益は超えることができませんでしたし、予想することは正直難しいです。
去年のように天気に左右される部分もありますからね。
とはいえ、今のところまだまだTOKYOBASEの成長性に陰りは見えませんし、海外事業やカジュアルラインの展開もありますから、業績は伸びていくとは思いますよ。