株式運用

AI投信の今を見てみる(AI投信開始からの成績)

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2016年にアルファーゴというGoogle製のAIがプロの棋士に勝ったという報道を皮切りにAI、いわゆる人工知能が脚光をあびることとなりました。

その一年後の2017年にいわゆる人工知能を使った投信【AI投信】が着目されます。

そんな新商品が生まれてからかれこれ1年以上が過ぎたわけですが、中期投資であれば1年はある種目安になると思うので、人工知能がどれだけ優れているのか見てみようと思います。

と言いたいところですが、そう上手く入っていないというのが現実のようです。

AIの成績を見る

AI投信の現状の成績をいくつかご紹介します。

AI日本株式オープン

2017年2月1日 設定基準価格10000円⇨2018年12月11日現在9390円

グローバルAIファンド

2016年9月9日 設定基準価格10000円⇨2018年12月10日14096

ロボット戦略世界分散ファンド

2016年1月29日 基準設定価格10000円⇨9644円

GSグローバルビッグデータ投資戦略

2017年2月24日 基準設定価格10000円⇨10854円

ちなみにTOPIXは2017年1月から2018年12月10日までみると1533から1581に微増、日経平均は19298円から21165円に微増、ダウ平均は19762から24423で、2276から2637でそれなりに増加といったところです。

AI投信の全てを網羅できているわけではありませんが、指数に勝っているAI投信は決して多くないなというのが正直な印象です。

猿のダーツ投げとまでは言いませんが、AIも普通の投信と現状を見る限り、さほど差はないんじゃないかという疑問があります。
金融工学のなんちゃら理論が〜とか難しい御託を並べられても成績が良くなければ話になりません。

もちろん投信をしている人は10年20年という単位で投資をするのでしょうし、今が悪いからといって今後は伸びるかもしれませんし、どうなるのかはわかりません。

ただ、AI投信も株式指数や経済状況に大きく影響を受けるということは間違いないんだなというのは感じたところです。

またしばらくしたら再検証してみようと思います。

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