投資の教え

投資家は冒険をしよう!(良品計画の事例)

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ベンチャー企業って沢山ありますが、このベンチャーという意味をご存知でしょうか。

ベンチャーとはアドベンチャーの略語だそうです。

つまり冒険家のことを指すそうです。もともと株式会社は東インド株式会社というイギリスの企業が始まりと言われていますが、航海によって胡椒や塩を取りに行き、それによって得られた利益を分配したというのが始まりと言われています。

そのため、航海に出る人々のことをみんなベンチャーと呼んだのでしょう。

投資家は自分がリスクを冒して冒険をしていると勘違いしがちですが、実際に航海に出ている人は企業であり、会社で働く人であり、投資家自身ではないんですよね。

企業は投資家以上にリスクを負う

株主は、リスクを負っているのは自分だけだと思いがちだと思います。
企業がどうすればより良い利益を得ることができるのかをリスクを冒しながら考えたり、株主提案をするのであればまだ分かるのですが、そうではなく株価対策が足りないとかIR情報が足りないとか文句だけ言う冒険を全くしない自分の都合でしか考えない人がどれだけ多いことか。

本当にいい企業であれば、決算結果やその他の業績で見せてくれるはずですし、いかに長期的な目線で企業と付き合っていくか、より賢明な投資家に近づくには、そうしたことを考えた方がいいと思うわけです。

例えば、無印良品を率いる良品計画は、国内だけではなく、世界展開というリスクを追いながらそれを成功させて2008年から見て、株価は約10倍となっています。

これは堅実に企業価値を高めていった結果であり、それが市場の評価でもあるということです。

しかし、このチャートを見る限りでは、2015年までは株価はずっと沈んだ状態だったわけですから、「資金効率が悪い」と言って抜け出していった人々はそれこそ星の数ほどいたのではないでしょうか。

投資家にとっての冒険は、企業とともに歩むこと。

上記の良品計画はあくまで一例です。
また、配当込みで30年間かかってようやっと買値を奪還するに至ったNTTのような例もあります。
企業価値を最大化しようと必死にもがき、最高のエクセレントカンパニーになろうとしている企業とともに冒険をし、それが同時にリスクとなるわけですが、企業とともに歩み続けることで価値を享受できるものと信じ、これからも投資を続けます。

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