ふるさと納税でガチャが回せる時代になった話
ふるさと納税でガチャが回せる時代になった話
最近、ちょっとビックリした話があるんです。なんと、ふるさと納税の返礼品としてゲームの課金アイテムが登場したって聞いて、「え、マジで?」と思わず声に出してしまいました。
対象となったのは「モンスターストライク」と「共闘ことばRPG コトダマン」の2つ。渋谷区に寄附をすると、オーブや虹のコトダマといったゲーム内アイテムがもらえるんだそうです。ふるさと納税といえば、お肉やお米、フルーツのイメージが強かったんですが、時代は変わりましたね…。
どんな返礼品がもらえるの?
具体的な内容はこんな感じです。
モンスターストライク(オーブ)
- 1万円の寄附 → 50個
- 3万円の寄附 → 150個
- 5万円の寄附 → 250個
コトダマン(虹のコトダマ)
- 1万円の寄附 → 3,000個
- 3万円の寄附 → 9,000個
- 5万円の寄附 → 15,000個
申し込みは「楽天ふるさと納税」や「ふるさとチョイス」などの定番ポータルサイトから。支払い完了後にシリアルコードが届いて、それをゲーム内で入力する流れみたいですね。
で、結局お得なの?
これ、課金勢の皆さんが一番気になるところだと思います。僕も計算してみました。
モンストのオーブ50個って、iOS版だと3,200円で売られてるんですよね。10連ガチャ1回分です。
- 通常課金の場合:50個 = 3,200円
- ふるさと納税の場合:50個 = 1万円の寄附(実質自己負担2,000円)
つまり、2,000円で3,200円相当のオーブが手に入る計算になります。しかも、ふるさと納税の仕組み上、寄附した金額の大部分は翌年の住民税や所得税から控除されるので、課金しながら節税もできちゃうという…
これ、普通にお得じゃないですか?課金するつもりだった人にとっては、かなり魅力的な選択肢だと思います。
実は前例もあったりする
調べてみたら、以前からこういう事例はあったんですね。Cygamesの「プリンセスコネクト!Re:Dive」では、佐賀市のふるさと納税返礼品としてゲーム内アイテムが提供されていたそうです。
でも今回のモンストやコトダマンの件で、この流れが一気に広がりそうな予感がします。他のソシャゲ会社も「うちもやってみようかな」って思ってるんじゃないでしょうか。
ゲームと自治体の新しい関係
正直、「ふるさと納税 = 地方の特産品」っていう固定観念があったんですが、今回の件でそれが完全に覆されました。ゲーム文化と地方自治体がこんな形で繋がるなんて、数年前には想像もできませんでしたよね。
税制の仕組みを上手く活用すれば、「推しゲームに貢献しつつ節税もできる」という、なんとも現代的な楽しみ方が生まれたわけです。
これから他のソシャゲでも同様の取り組みが始まったら、課金の概念が少し変わってくるかもしれません。単純に「ゲームにお金を払う」から「地域に貢献しながらゲームを楽しむ」みたいな感覚に。
個人的には、この流れがもっと広がって、色んな自治体と色んなゲームがコラボしてくれたら面白そうだなと思ってます。あなたの推しゲームも、そのうちふるさと納税の返礼品になるかもしれませんよ?
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